会津若松~猪苗代町から福島市に通じる
有料観光道路の磐梯吾妻スカイラインは、
冬期間閉鎖しておりましたが、
本日、再開通しました。
今年は雪が例年よりも少なかったのですが
浄土平付近では、道路の両側に
高さ4メートルの雪の回廊が出来ております。
スカイラインの福島側料金所のすぐ下に
私共の温泉旅館
「花月ハイランドホテル」がございます。
白濁の天下の名湯、硫化水素の100%掛け流しの温泉は
大変評判が良いです。日帰り入浴も出来ます。
写真家・秋山庄太郎氏が絶賛したことで
一躍有名になった福島市の花見山公園。
花見山ではこれからサクラが楽しめます。
公営の公園ではなく
個人の所有地でありながら
無料にて開放されているところも素晴らしい。
雪の回廊を通って
福島の花見山に行かれるのも良いですよ。
磐梯町が復元した
国指定史跡・慧日寺(えにちじ)跡の中門の
一般公開が始まりました。
昨年、復元された金堂に続き、金堂の南側に
1200年の時を越えて中門も復元されました。
中門は境内の外と金堂全面の浄域とを分ける
重要な役割を果たしておりました。
正面の幅は、約5.85メートル、
奥行きは、約3.9メートル。
高さは屋根を含めて約5.5メートル。
寺院は瓦葺きの屋根が一般的ですが
発掘調査では一片の瓦も出土しませんでした。
植物性の材料で葺かれていたことが推定されます。
よって、周囲から容易に入手ができる
とち葺きを採用しました。
柱も当時の道具を踏襲し、ヤリカンナで削り上げました。
ヤリカンナで削った柱の表面は
鋭いナイフで鉛筆を削ったようにすべすべしています。
現代の電気カンナや、台ガンナで削ったものは
確かにきれいなのですが、顕微鏡などでようく見ますと
表面がじゅうたんのようにけばだっています。
そのため、雨にさらされると容易に水を吸収してしまい
黒かびなどが発生しやすくなります。
ところが、ヤリカンナで削った柱は、
鏡の表面のようになっており水をはじきます。
そのため、柱の寿命も伸びるという話です。
古代の道具、恐るべしです。
皆様、ぜひ見学に訪れてください。
これから、金堂と中門をつなぐ石敷き広場や
周辺環境が整備されます。
公開時間は、午前9時から午後5時まで。
料金は慧日寺資料館入館料とあわせて
一般・大学生は500円。小中学生300円。
鶴ヶ城天守閣では、21年春季企画展
「サムライを知ろう」が開幕しました。
7月14日まで。
会津藩士が使用した刀や甲冑(かっちゅう)、
会津藩の軍事訓練の様子を描いた
「追鳥狩図屏風」など約10点が展示されております。
このほか、侍の給料や役目などに
ついて記述したパネルも掲示されております。
サムライは、どんな仕事をして
どのような生活をしていたのかも
わかりやすく解説されております。
入場料は高校生以上400円、小・中学生150円。
会津のサムライといえば
会津藩の公用方、秋月悌次郎を取り上げた
中村彰彦さんの「落花は枝に還らずとも
―会津藩士・秋月悌次郎 」は、面白いですよ。
中村先生は、こんなに有名な大先生になる前から
会津には取材によくお越しになっておりました。
私共のホテルにお泊りいただいておりました。