支配人、会津観光について語る!
会津若松・フジグランドホテルの支配人星野のブログ
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水曜日 - 5月 23th, 2007

《第123話》ウォンツの作り方

いつもご指導いただいているコンサルタント・小柳剛照先生は、
全国紙『商業界』で連載をされております。

今回もまたまた、大変勉強になることを書かれております。
掲載許可をいただいていないけど、
先生と私の仲ですから、おそらく許していただけるでしょう。
ここで少し紹介させていただきます。


《第123話》ウォンツの作り方
消費者ニーズに応えること。それは商業者にとって、もっとも基本的な、大切な心得です。でも今の時代は、ニーズに応えるだけの商いでは不安があります。その理由は二つあります。

 一つは、日本中が、オーバーストア状態に陥っていること。商業売場面積は、人口一人あたり1平方メートルが適正規模といわれますが、全国ほとんどの場所で、その目安をとっくに超えています。消費者の財布の中身はほとんど増えず、周囲に店舗だけが増えたとしたら、一店舗あたりの消費金額が減少するのは、当然すぎる話です。

 もう一つの理由は、消費者の購買欲求が低下していること。「どうしても買いたい」という飢餓感が乏しく、「なければないでいいさ」と考えがちなことです。たとえば、夕食をカレーにしようという時。台所にジャガイモがなかったら、昔なら急いで、ジャガイモを買いに行ったでしょう。

 でも今は、「ジャガイモがないから、今日はカレーはやめるね」という家庭が結構あります。青果店がジャガイモをそろえていても、カレーの献立予定を変えてしまえば、ジャガイモを買いに来てくれません。消費者ニーズに応えるだけでは、今の時代、売れ行きは不確実なのです。

発想の転換

だからぜひ、ニーズ対応に加え、ウォンツ創造を検討したいものです。第87話でも触れましたが、ニーズとは「それがないと困る」というものであり、ウォンツとは、「それはぜひ欲しい」というものです。

 ニーズ商品では、購入頻度もかぎられる上、少しでも安いほうで買おうというのが消費者心理。でも、ウォンツ商品ならどうでしょう。価格や購入頻度はあまり関係ないのです。

 たとえば『震災時帰宅支援マップ』は、災害が起きた時も、自宅まで歩いて帰れる地図としてヒットしました。この地図の前半分は、通常の「上が北」の地図。水飲み場や休憩できる場所、危険箇所が表示されています。そして後ろ半分は、それぞれのエリア別に、目的地を上にした地図。言い換えれば、自宅が上になる地図でした。

 横浜・川崎方面から東京に通勤している人にとって、帰宅時の方角は南西。通常の、上が北の地図では、地図を逆さにしないと、方角がつかみにくいものです。でもこの地図なら、『第一京浜・第二京浜』のページを開き、地図の上を目指して歩けば、自宅にちゃんと帰れます。「上が北」という地図の常識を、「上が自宅」に変えたことで、多くの消費者が「そういう地図なら欲しい!」と感じ、この地図を購入しました。それがウォンツの力です。

セレンディピティ

 何かを探しているうちに、意外な価値あるものを見つける能力を、セレンディピティといいます。セレンディピティを磨けば、人ごみ、テレビ、立ち話などをきっかけに、ウォンツ商品を創造する可能性が生まれます。

 そのために必要なのは、ウォンツの種を発見する『ハンターの目』。そしてそれを、商品やサービスに作り上げる『耕作者の手』。加えて、魅力を増幅させる『遊び心』でしょう。そう、資金の問題ではなく、目と手と心に磨きをかければいいのですから、中小小売店であっても、ウォンツ創造は可能なのです。

ここから私の持論ですが、
私はお客様を喪失させないものが『ニーズ』であり
お客様を増やすものが『ウォンツ』だと考えております。


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火曜日 - 5月 22th, 2007

シティーホテルの『メンズプラン』

有名シティーホテルの宿泊プラン『メンズプラン』が
今、注目されています。
『レディースプラン』というのはよく聞く話ですが、
ホテルでは、最近メンズプランの販売にも力を入れております。
ちなみに私が知っているだけでもこれだけあります。

●ホテルニューオータニ 『おとこの革命』
●ロイヤルパークホテル『メンズエステプラン~男の美肌~』
●ホテルインターコンチネンタル東京ベイ『メンズプラン』
●リーガロイヤルホテル『ナチュラルヒーリング』
●ストリングスホテル『スウィート・セレブレーション』
●名古屋マリオットアソシアホテル『ザ・パーフェクトマン』
●東京全日空ホテル『大人休み。振り返るとき』

私が気になっている京王プラザホテルのメンズプラン
『俺の時間』もユニークです。

男性のためのシングルプランなのですが。
●改装したスタンダードルームにご宿泊
●やすらぎセットをご用意
  (空気清浄機・バスローブ・ミネラルウォーター)
●乗馬フィットネス機器『JOBA』をお部屋で体感!
●遊び心をくすぐるおもちゃ赤外線コントロール仕様の
チョロQ  『キューステア』をプレゼント

●ルームサービスでのご朝食
●ホテルフィットネスジムご利用無料
●高速インターネットサービスご利用無料
英国式のリフレクソロジー(足裏マッサージ)の
オプションもご用意している。

ビジホのメンズプランですと
缶ビール1本サービス、おやつ・スナック菓子、
ビデオのプリペイドカードのプレゼントというのはよく聞きます。

ここで赤外線コントロール仕様のチョロQで
遊んでいただくということにとても興味を抱きました。
奇しくも私共のホテルでも手のひらサイズの赤外線リモコンで
操作するヘリコプターハニービーを検討中です。
私共のホテルには、かなり広いお部屋もあります。
メンズプランを始める時には、カーペットも新しくなったので
チョロQを走らせるのも良いのですが、
広い空間を利用できるヘリコプターを実行したいと思っております。
(天井・壁紙も新しくなったので)
壁の上部には、棚のようなヘリポートもいくつか作っておきますね。。
2次元の楽しみよりは3次元の楽しみを!


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月曜日 - 5月 21th, 2007

富士の湯、ブログ!

昨年の8月に駅前ホテルの近くに
日帰り温浴『富士の湯』を開業させていただきました。
その『富士の湯』のスタッフがブログを更新しております。
私とはまた違った視点でいろいろ捉えているので
私自身も大変勉強になります。
面白いですのでぜひ、ご覧になってください。

ブログはこちらからどうぞ>>>

ちなみに駅前ホテルご宿泊のお客様は
無料にて『富士の湯』がご利用になれます。
室内着、タオル等は富士の湯にてご用意します。
ご利用を心よりお待ちしております。


昨日、初めて富士の湯の『ボディケアー』で体験しました。
20分で1900円です。安っ、しかし、とても効く!!
女性のスタッフでしたが、力もあってとても気持ちが
良かったです。「上半身、すごーくこってますね」と
お褒めのお言葉までいただきました。
「そうです。全身を酷使して働いているのです」
帰ってカミサンにその話をしたら
「筋肉がこっているというより、それ、贅肉じゃないの」
と言っておりました。
「それも多少否定できないものもある」
メタボを気にする支配人であった。。


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日曜日 - 5月 20th, 2007

今、話題の東京スポットへ。

金曜、土曜と東京に1泊出張してきました。
宿泊したホテルは、かねがね気になっていた
「ホテルヴィラフォンテーヌ六本木アネックス」 です。
ヴィラフォンテーヌグループが
旧六本木プリンスホテルを買い取って
アネックス館として営業しています。
お部屋はインテリアショップアクタス
とコラボレーションで改装した『アクタスルーム』です。
お部屋のペンダントライト、テーブル、チェアーなどは
アクタスの商品を使ってます。







土曜日はフリーです。話題の観光スポットに行ってきました。
歩いて10分くらいのところに『東京ミッドタウン』があります。
目当てのショップはデザイン家電のイデアデジタルコード
液晶テレビを扱う専門店ハンスプリーです。
『ハンスプリー』はなかなか面白いお店です。
デザイン性、アート性に優れたユニークな液晶ディスプレイは、
お部屋に置いてみたら絶対、喜ばれると思いました。
カップル、ファミリー向きのお部屋には設置してみたいです。



その後は、国立新美術館で「モネ大回顧展』を観賞してきました。
日傘の女性、積みわら、睡蓮などあの名作が
一堂に展示されておりました。
素晴らしかったです。7月2日までです。



そして、東京丸の内の新丸ビルです。
世界中から新しい発見や驚きのある商品を
いち早く発信している輸入雑貨店の「PLAZA」(旧ソニープラザ)が
【メンズこだわり雑貨ショップ】クオミストをオープンさせました。
期待を持って訪れたのですが、
正直ハットするものは見つけられませんでした。
メンズ宿泊プランの参考にと思ったのです。




そこから渋谷に回り、『ロフト』で面白い情報やグッズを探します。
しかし、たいした収穫もありません。
渋谷界隈を歩いていると昼食を食べていないことに気がつく。
たまたま通りがかったガード下のステーキ店に入る。
しかし、この安さとおいしさに思わず感動しました!
正直、これを知っただけでも渋谷に来た甲斐があったと思った。
こんなお店、福島でやったら必ず繁盛するだろうなあと思い。
帰り際に気がついた。
そのお店は最近大阪・心斎橋で問題を起こした
ステーキ店『ペッパーランチ』でした。

満腹になった後
渋谷マークシティーの「PLAZA」で息子のお土産を買いました。
ハイテク感覚の飛行遊具「X-ZYLO」です。
手首のスナップを利かせ回転力をつけて
投げれば180メートルも飛ぶそうです。
そして投げれば必ず戻ってくるブーメラン「YARD RANG」、
謎のゲーム「PHLAT BALL」も買ってしまった。
今度の日曜日、広い運動場で息子と遊ぶつもりです。


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木曜日 - 5月 17th, 2007

憂国の人、渋川善助。

今年三月、作家・城山三郎氏が亡くなりました。
『落日燃ゆ』と『男の本懐』は、
彼の最高傑作だと思います。

さて、この2つの小説の舞台ともなっている
激動の昭和の時代に
会津にも歴史的な人物が存在しました。
それが渋川善助です。
現在、まちなか観光のシンボル的存在である
「渋川問屋」の当主、渋川恵男さんの伯父にあたります。

渋川善助は、明治38年に渋川家の長男に生まれ
幼い頃から秀才の誉れ高い人でした。
陸軍士官大学時代には、御前講義を行っております。
悲劇にも昭和11年の陸軍の青年将校の反乱
二・ニ六事件に民間人として参加、
連座して処刑されたのです。

現在も渋川問屋には、善助が青春時代を
過ごした部屋が残されております。
作家の三島由紀夫は、
この部屋を「憂国の間」と名づけました。
華やかな観光スポットにある
もうひとつの真実の姿です。

    百千たびこの土に生まれ皇国に
        仇なす醜も伏しすくはむ


画像は『渋川問屋』です。
明日から1泊で東京出張です。
ブログをお休みさせていただきます。

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水曜日 - 5月 16th, 2007


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月曜日 - 5月 14th, 2007

休日、お一人様で。

結局、昨日は一人で
米沢のワーナーマイカルシネマまで
映画 眉山を観てきました。

余命わずかの末期ガンに
冒されながらもひとり凛と生きる母と、
母に寂しさとわだかまりを
抱えながら看病する娘。
亡くなったと聞かされていた父親が
生きていることを知った娘は、
父親探しの旅に出る。
その旅の果てに、娘は母の切なくも苦しい恋を知る。  
徳島を舞台に、クライマックスの阿波おどりのシーンは、
萌葱色(もえぎいろ)の着物を着た松嶋菜々子さんが
涙を流す姿がとても印象的でした。



豪華で色鮮やかなこの映画を、
レミオロメンが手掛ける
主題歌「蛍」が静かに、
そして力強く歌いあげます。

うちのカミサンは、
原作が「さだまさし」なのに
歌はレミオロメンかよ。
って言ってました。はい。

映画の前に少し時間があったので
龍上海でラーメン食べて、
夕食は米沢牛ので牛鍋定食でした。

プチ幸せな一日でした。。

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