NHK大河ドラマ「八重の桜」の
オープニングに出てくる『石部桜』です。
市の観光課にも
あの桜はなんという桜だ、
あの桜はどこにある、といった
問い合わせがたくさんきているみたい。
石部桜は、樹齢約600年といわれるエドヒガンザクラ。
この場所には、中世会津の領主・葦名氏の重臣、
石部治部大輔の屋敷があったと言われております。
10本の幹からな り、枝張は最も広いところで約20mもあり、
のびのびと枝を広げるその雄大な姿に魅了されます。
周囲が田んぼで囲まれているので一際目立ちます。
ドラマのオープニング曲を担当した
世界的な音楽家でもある
坂本龍一さんも実際、ここを訪れてから
作曲に取り掛かりました。
以前、俳人の黛まどかさんも訪れました。
その時は、次の一句を残されました。
まぼろしの花 満ちてくる
月夜かな まどか
今年は、例年以上にたくさんの見物客で
賑わいそうです。
【臨時駐車場】
名 称 石部桜観桜期臨時駐車場
(市民ふれあいスポーツ広場)
住 所 福島県会津若松市一箕町
大字八幡字八幡2番地の1
利用期間 4月~5月(予定)
利用時間 8:30~17:00
駐車台数 約150台(大型車両駐車不可)
そ の 他 観桜期に石部桜付近までシャトルバスを運行(予定)
会津の長い冬に終わりを告げ
春の彼岸入りとともに
今年も獅子舞が、街にやってきます。
三体の獅子が、笛と太鼓の音色に合わせて
古式ゆかしい舞をみせながら市内を練り歩きます。
「会津彼岸獅子」は、豊作と家内安全を祈り
春の訪れを喜びあう会津の伝統行事。
じっくり獅子舞をご堪能ください!
◆3/20(祝・水)会津三匹獅子舞(会津彼岸獅子)◆
10:30~16:00 市内各所の開催場所を回ります
10:30~ 鶴ヶ城
12:00~ 阿弥陀寺
昨年の様子は、
動画でご覧になれます
>>>
さらに、プチ自慢のための豆知識を、、、
会津地方の獅子舞は江戸時代の初めに
保科正之公が、会津に移封された際に
伝えられたといわれております。
また、会津一円に疫病が、流行し多くの人命が失った時、
神仏に獅子舞を奉納して悪疫退散を祈願したところ
次第に終息したともいわれております。
折りしも春彼岸であったので
彼岸獅子と呼ぶようになったのです。
戊辰戦争の最中、日光口の守備についていた
山田大蔵隊は、会津に戻り城に入ろうとしましたが、
籠城中の城が、西軍に包囲されており
入城できずにおりました。
一計を案じた山川は、小松(北会津)の獅子団を
先頭に高らかに笛、太鼓を打ち鳴らし行軍しました。
西軍は、堂々としたその隊列を
友軍かと勘違いして無血入城をゆるしてしまいます。
ろう城していた者もその獅子の笛の音を聞き、
黒金御門を開けて泣いて迎えました。
おそらくこのシーンは、
現在放送中のNHK大河ドラマ
『八重の桜』でも取り上げられると思います。
番組では、山川大臓を俳優・
玉山鉄二さんが演じています。
明治4年には、松平容保公が
小松獅子の功績をたたえ、
太夫獅子の頬掛けに葵の御紋を与え、
高張提灯に使用を許可したという歴史もあります。