数年前の話です。
うちのホテルのフロントスタッフ2~3人が、
奥会津までイワナ釣りに出掛けました。
ずいぶん奥まで入ったそうです。
ここまで来れば釣り人もいないだろうと思ったら
黒い服を着て、川べりにちょこんと
座っている おっさんがいました。
背中をこちらに向けております。
スタッフの一人が
『釣れますか?』と近ずきました。
5メートルほど接近したところで、
なんと!!それが人ではなく、
1匹の熊であることに気がついたのです。ガ-(゜Д゜;)-ン!
全身から血の気が引いてきます。
熊はまだこちらに気がつきません。
あわてて他の連中に
身振り手振りで熊がいることを伝えて、、
必死に逃げ出しました。
でも、スタッフの話だと
頭の中は真っ白ですが、
高価な釣り竿を拾い上げ、
即座に釣り糸をぷちっと噛み切って
しっかり胸に抱えて走り出したそうです。
あんな緊急な時でも、
脳の一部は、大切な釣り竿のことを
考えているものですね。。
と笑っておりました。(^o^)/
会津美里町の方々を中心に
20名程で作る「熊の手を食う会」というのがあります。
自分達が会津美里町の山の中で取った
熊の腕を切り落として
毎年?これからの時期、その「熊の手」を
駅前ホテルの3Fにある
中国料理「黄鶴楼」にお持ちになります。
昨年、フロントスタッフの一人が
調理する前の熊の手を
実際に見せてもらったらしいのですが
「うわあ、気持ち悪い。グロい」と言っておりました。
一度食べてみたいような、みたくないような。σ(^◇^;)。。。