支配人、会津観光について語る!
会津若松・フジグランドホテルの支配人星野のブログ
水曜日 - 9月 26th, 2007

猪苗代湖畔のあぶらそば。

定例の役員会出席のため
猪苗代湖畔にありますホテルみなとや
行ってまいりました。

役員会のあと、中国料理のフルコースと
名物「あぶらそば」をごちそうになりました。
このあぶらそば、食する度に
病みつきになってゆく。
まさに危険な食べ物です。



食事をしながら、渡部社長と猪苗代湖の話をする。
湖水の水質が酸性から中性に変化しているそうです。
これが問題らしい。
中性に向かうというのは、
素人目には良さそうな気もするのだが。

生活排水や農業排水に含まれる
窒素やりんは、湖に流れ込み
湖底に静かに眠っていた。
酸性の湖水はそれらを静かに
湖底に安定させる役割がある。
しかし、湖水が酸性でなくなれば、
りんや窒素が浮上してしまい
再び湖水全体の水質を悪化させてしまう。
それを防ぐためにも
酸性は維持しなくてはいけない。

沼尻地区から湖に流れ込む大川を
「酸川」(すがわ)と呼ぶ。
不思議な名前の川だと思われるだろう。
酸川の石が茶色に染まっているのは、
永い間、旧沼尻鉱山・温泉の強い硫黄分を
含んだ水が流れ込んできたからだ。
猪苗代湖の酸性は沼尻の山々が作り出す。
ちなみに酸川の茶色い石を漬物石にすると
おいしい漬物が出来るという話もある。
(河川の石を勝手に持ってくると
河川法によって罰せられます。念のため)



積年の自然のバランスが崩れようとしている。
環境を守るということは、微妙で難しいものだ。

# by fuji | 03.支配人の個人日記 | GotoTop

TrackBack

http://fgh.sakura.ne.jp/trackback.php?id=480

Add Comments

このエントリーへのコメントは無効となっています。