中町ホテルの前の「野口英世青春通り」は
世界的に有名な医学者野口英世博士が
青春時代をすごした街 です。
会津若松市の中心部を南北に伸びるこの通りは、
博士の過ごした時代(1890年 代)も
人々の往来が多く市の中心繁華街として賑わっていました。
通りには博士が15歳のとき、
幼い頃背負った手の火傷の手術を
受けた「会陽医院」跡が現存 しています。
その手術の成功に感動した博士は、
自分も医師になることを決意し「会陽医院」 に
書生として住み込み、勉学に励みました。
そして医師開業試験を受験するために
上京するまでの数年間をこの地で暮らしたのです。
街の至るところに博士の足跡が残されています。
悩み多き青春時代を象徴するように、
博士はこの街に現存するキリスト教の教会で
洗礼も受けています。また、初恋の人といわれている
山内ヨネの生家跡も残されています。
博士は、まさに青春真っ只中をこの街で過ごしたのです。
そして今、私たちは博士の青春時代の想いを
受けてこの街に住む人々、この街を訪れる 多くの人々の心に
もう一度青春を問いかけるーそんな場所となることを願い
この街は「野口英世青春通り」と名ずけられました。
(画像は、現存する会陽院です。2Fが資料館。1Fが喫茶店です)