火曜日 - 8月 02th, 2011
先週末の集中豪雨で
奥会津にある友人の旅館が
80センチほど、冠水してしまった。
日曜日は後かたずけの手伝いに行ってきました。
1階の什器や家具、備品など多量の物が、
全部泥水に浸かってしまったのだ。
ほとんどのものがゴミとして
廃棄せざるえなかった。
私は、黙々と排出作業をしながら、
『捨てる』ということについて考えていた。
人は様々なシーンで選択し、
場合によっては、捨てなければならないことがある。
その対象となるものは、「モノ」「コト」
「ヒト」「情報」「時」である。
常に意識し、優先順位の高いものを選択し、
逆に低いものは整理してゆく。
いろんなものが必要以上に
あふれているこの世の中で、
ビジネスであろうとプライベートであろうと
この発想を持っていなければならない。
これらの下敷きになって
身動きが取れなくなってしまってはいけない。
自ら、イニシアチブをとる必要があるのだ。
私の好きな言葉に
『破壊と創造』という言葉がある。
創造のためには、破壊ということも
受け入れなくてはならない。
新しいものを掴むには、
今、握っているものを手放さなくては
ならない場合だってある。
「危機」という漢字は、「危険」の「危」と
「機会」(チャンス)の「機」という字から作られている。
つまり「危険な状態」と「チャンス」ということは
表裏一体であるのだ。
「危険な状態」は発展へのチャンスととらえよう。
京都大学の中西輝政教授は自らの「衰退論」の中で
「危機的状況」とは、判断が出来ず
戸惑っている状態を指す。と言っております。
行動できないことが真の危機なのだろう。
新たな再生のため、未来の発展のため
強く、第一歩を歩まれることを
心より祈っています。
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