土曜日 - 1月 14th, 2006
今年はドイツでワールドカップサッカーが
開催されます。何かとドイツムードで盛り上がりそうです。
開幕と同じ6月には総製作費15億円の超大作映画『バルトの楽園』が公開されます。この映画では、第一次世界大戦の青島(チンタオ)で日本軍に囚われたドイツ人俘虜に対し寛容な待遇をした板東俘虜収容所長・松江豊寿(まつえとよひさ)の寛大な人となりと、地域住民とドイツ人俘虜の民族を超えた心の交流を描いております。そしてクライマックスでは、ドイツ人俘虜が日本で初めてベートーベンの『交響曲第九番 歓喜の歌』を演奏する事に挑戦したという事実で締め括る感動の物語です。父を会津藩士に持つ松江は、のちに第9代若松市長となります。
この松江豊寿を演じるのは、松平健。収容所所員に阿部寛、松江の妻・歌子に高島礼子が扮する他、國村隼、市原悦子、板東英二、さらにはハリウッド映画『SAYURI』に大抜擢された大後寿々花が出演します。会津若松でのロケも今月の下旬に予定されております。私共のホテルにもよくお泊りいただく直木賞作家の中村彰彦先生の松江豊久を扱った「二つの山河」はかなりの秀作です。もう一度読み返してみようと思っております。
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