私共のホテルもご愛顧いただいている
会津オリンパス様が、新工場の起工式を行いました。
工場を二棟建設する計画で完成すれば
世界最大規模の内視鏡製造拠点となります。
投資額は200億円。
完成は2010年12月の予定です。
会津オリンパスさんは胃カメラなど消化器系内視鏡の
世界シェアー7割を持つ、トップメーカーです。
新工場の稼働で生産能力も2倍となり
最新設備の導入により製品の高精度化、
高品質化を目指します。
オリンパスさんといえばカメラメーカーの
印象を持つ方がたくさんいらっしゃると思いますが、
内視鏡でも絶対的な強さを誇る
会津のリーディングカンパニーです。
胃カメラを開発する際の苦労話はつとに有名です。
東京大学附属病院の若い外科医は、
「胃袋を内側から写真に撮ったら、
胃ガンを早期発見できる」という発想から、
胃カメラ開発をオリンパス光学に持ちかけます。
若き医師と技術者の様々な難問への挑戦が、
常識を超えた発想で推し進められます。
開発の陰には、レンズを磨き上げた名人、
そして、直径5ミリの電球をつくり上げた職人もいました。
敗戦間もない日本で、斬新な発想と、
何にでも挑戦しようとする町工場との連携で、
世界初めての完全国産による胃カメラが開発されたのです。
試作品を何度も曲芸師に飲んでもらいながら
製品を作り上げていったそうです。
沈滞している会津経済への波及効果も期待しております。
益々のご発展を心よりお祈りいたしております。