月曜日 - 10月 30th, 2006
長野県の第三セクター「しなの鉄道」を再建した
杉野正・前社長の講演テープを聴きました。
田中康夫前長野県知事から招聘された
杉野社長は管理職を前に次のように言ったそうです。
「これから仕入れ価格は3割引にしてください」
「3割引きに出来なければ判子を押しません」
「もし出来なければ差額は個人で負担してください」
当然管理職の面々はびっくりしてかぶりを振ります。
杉野社長の本意は、実は次のようなものだったそうです。
「5~10%引きはすぐにでも出来ます。5割引きにしろと言えば
それは夢物語。しかし3割引きは出来ない話ではないのです。
要は今までのやり方を否定して新しいやり方を模索して欲しかったのです」
なるほど、そういうものかも知れません。
売り上げでも10%を上げようとすれば、
やり方は従来の延長線上でしか考えないけど。
50%上げるとなれば今までの手法では不可能に近い。
新しいやり方を考えなくてはいけない。
そうしなければ達成などしようもありません。
改革とはそういうものなのかもしれません。
最近、地元で起業した建設業のI・E(インダストリアル・エンジニアリング)
有限会社さんに大変お世話になっております。
代表の伊藤さんは私からみると兄貴みたいな歳の方なのですが、
まったく新しい発想で私共が抱えている設備上の問題を
次々と解決してくれます。
単なる建設業ではなく、ソリューション提案・解決業なんですね。
彼の会社も私共にとっては
『取引先』ではなく『取組み先』の1つなんです。
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