支配人、会津観光について語る!
会津若松・フジグランドホテルの支配人星野のブログ
火曜日 - 5月 18th, 2010

力道山と『肉の庄治郎』

大正時代の面影が残る七日町通りを西に進む。
踏切を越えた先のY字路を左に曲がってすぐのところに
会津馬刺しの発祥の店、『肉の庄治郎』さんがある。



昭和30年代、鶴ケ城の西出丸において
国民的ヒーロー『力道山』の会津興行がありました。
興行終了後、力道山は大勢の弟子を引き連れ、
こちらのお店にやってきました。

店に入るなり『馬肉を生でくれ』と言って
持参のタレにつけて食べ始めたそうです。
当時は、馬肉を生で食べる習慣がありません。
店主も馬肉を生で食べれるとは
思っていなかったそうです。
しかし、この後保健所に確認に行ったところ、
調べてくれて、大丈夫だと
お墨付きをいただきます。

この話しがきっかけになり、
会津全体に馬刺しが広がって行きます。
まさに、こちらのお店が会津馬刺し発祥のお店なのです。
その時のタレをヒントに作ったのが、
お店自慢の辛し味噌ダレです。
松本や、熊本でも馬肉を食する習慣がありますが、
このような辛し味噌で食べるのは、会津特有らしい。


高タンパクで低カロリーの美しい馬刺し。
まじ、うまいっす!!

そして、刺身以外に馬肉の食べ方を考えて
新メニューを開発して、
会津の名物料理を創ろうというプロジェクト。
『AIZU SAKURA プロジェクト』も始動しました。
会津の馬肉、これからが楽しみです。


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