名田正敏さんという伝説のドアマンがいました。
大阪中ノ島のリーガロイヤルホテルのドアマンとして
絶大な信頼をかち得た方です。
リーガロイヤルホテルの上得意客である大阪を代表する
企業の社長・上級幹部の顔と名前を4000人も覚えていました。
学歴も職歴もなく、たまたま設立時のリーガロイヤルホテルに
入社した名田さんは当初は全く目が出ませんでした。
辞表を持っていった上司に「自分の土俵を作りなさい」
とアドバイスされたのをきっかけに
お客様の顔と名前を覚えることにかけて
ナンバーワンになる志を立てます。
その方法は、単にホテルにいて覚えていくという普通のやり方だけでなく、
非番の日に重点顧客企業を訪問するということにも及びました。
顔と名前だけでなく、その企業の社員から社長・幹部社員の
エピソードも聞き出し印象を付けて覚えたのだと思います。
志を立てて2年間、非番の日は毎日訪問を続けたそうです。
ドアマンがお客様に接する時間は限られています。
ドアを開け、名前を呼び、あいさつをし、要件を尋ね、玄関まで送る。
この時間内に訪問行脚で仕入れた琴線に触れる一言を発する。
この行為で企業トップの心をつかんでいきました。
その結果、名田さんは営業マンでもないのに
年間4~5億円もの受注を獲得することになります。
普通の営業マンの実績が、年間7~8000万円の時代にです。
その後、プラザホテルに三顧の礼を持って迎えられます。
プラザホテルの格上げに大きく貢献し、副支配人にまで昇進します。
さらに、新神戸オリエンタルホテル、ウエスティンホテルの開業のおりにも
三顧の礼を持って迎えられ、成功に導きました。
名田さんが引退された時には、関西の著名人が
名残惜しみ、お別れの会まで開いてくれたのです。
お客様の名前と顔、さらに特徴を覚えることの大切さを
教えてくれる最高の事例だと思います。
私共のホテルもがんばらなくては。
この本面白そうです。
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明日は東京日帰り出張です。
もし時間があったら日比谷に出来た高級ホテル、
「ザ・ペニンシュラ東京」の「ザ・ロビー」を覗いてみるつもりです。
香港のペニンシュラでは、わざわざ、アフタヌーンティーを
飲みに行きましたっけ。
あっ、そうだ!。銀座・マロニエゲートに出来た東急ハンズ。
ここも行きたい。ここは東急ハンズ銀座店というよりは
銀座のハイソなお客様を意識した商品構成で
ギンザハンズといったところでしょうか。
ブログはお休みさせていただきます。