支配人、会津観光について語る!
会津若松・フジグランドホテルの支配人星野のブログ
水曜日 - 1月 31th, 2007

会津の伝統野菜。

先日、昭和村でカスミソウを生産されている
菅家さんとお会いしました。
菅家さんのお話はいつも刺激的で
ビジネスのヒントに溢れております。

菅家さんは今年、会津の初市「十日市」をじっくり
ご覧になったそうです。
灯台もと暗し、駅前ホテル近くの八百屋さんでは、
「会津の伝統野菜」が販売されており、
とても興味を持ったということです。
もっとPRをしてみたらどうかと
アドバイスもいただきました。

野菜ということである話を思い出しました。
南フランスのラングドック地方にある
ライヨ-ルという街の『ミシェル・ブラ』というレストラン。
このレストランには、驚くようなおいしい野菜料理を提供してくれる
“野菜の達人”がおり、その味を求めて様々な地方から
お客様が集まってくると言います。

そしてもうひとつは、リヨンから車で
2時間ほどの山奥にある
サンボネ・ルフォロアという村にある『レジス・マルコン』。
このレストランには“きのこの魔術師”と呼ばれる料理人がおり、
村の住民180人に対し、連日140人もの
お客様が訪れると言います。

“料理人は田舎に帰れ”というフレーズを思い出しました。
都市に集中していた料理人が田舎に帰ることで
そのままお客様もついてくるのです。

ここで話を会津に戻しますが
車で40分ほど行った湯野上温泉に
「シェ・ヤマノベ」というフレンチレストランがあります。
テレビ番組「料理の鉄人」で「鉄人」を破ったシェフは、
相模湾直送の魚と下郷町産の野菜を使います。
10名程度で一杯の小さなお店のようです。
まだ行った事がありませんが、とても興味があります。

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木曜日 - 1月 25th, 2007

ハインリッヒの法則で危機管理。

ハインリッヒの法則というものがあります。
大失敗の前には29の小さな失敗があり。
その29の失敗の前には
300のひやッとした経験が隠されているというものです。

もうひとつ、一発波というものをご存知ですか?
海の波には風、潮流、干満、いくつかの原因から生まれた
いろんな波があります。個々にはそれほど大きくてなくても
偶然いろんな波が重なり合うと大波になる場合があります。
これを一発波と言うのだそうです。

災害もこれと同じで大災害と世間で騒ぐ突発事故の陰には
原因の重なりがわずかに少なかったために
今まで大事にいたらなかったものが29回はある。
さらにその裏側には災害の卵が300回はあったといえるのかもしれません。
ですから防災というのは将来、一発波になるかもしれない小波を
ひとつずつつぶしてゆく事にあるような気がします。

日常の小さな問題にもしっかりと対処して
ゆきたいと思っております。


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木曜日 - 1月 04th, 2007

最高傑作はどれ?

コンサルタントの小柳剛照先生から
毎年いただく年賀状も楽しみです。
賀状に書かれていることは、
新たな決意にさせていただいております。

今年書かれていたことは、

最高傑作はどれ?
チャップリンは生涯に多数の映画を製作しました。
あるとき記者から「たくさんあるあなたの映画の中で
最高傑作と思う作品はどれですか?」と聞かれます。
そのとき、彼は即座に答えました。

“Next One” (次回作です)

チャップリンの数々の名作は、どれも高く評価されていました。
でも、それらの評価に満足することなく、次に手がける作品こそ
最高傑作にしたいという意欲を持ち続けていたのでしょう。
過去は過去。それにこだわらず
“次の仕事”を最高にしたいという気持ち。
これが大切なようです。

とても良いお話ですね。
私が私淑する星野リゾートの星野佳路社長も
NHKのテレビ番組「プロフェッショナル・仕事の流儀」で
同じようなことをおっしゃっておりました。
「プロフェッショナルとは?」という司会者の質問に対して
「常に完璧を目指そうとしている人。完璧というものは
どこまで行ってもおそらくありえない概念なのだけど
淡々と目指している人」
と答えておりました。

本日、年明け最初のホテルミーティングでも
この話をさせていただきました。

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