金曜日 - 11月 06th, 2009
本日は、いつもお世話になっている
みずほ銀行 会津支店様のお話です。
人口11万ほどの会津若松市には、
都市銀行が1つだけある。
それがみずほ銀行なのです。
なぜ?都市銀行が1つだけ?
しかも、なぜ?みずほ銀行なのだろうか。と
不思議に思っていた。
みずほ銀行の発祥でもある安田銀行の
支店網と系列銀行の分布を見てみると
北海道や東北、北陸に広がって
いることがわかります。
これは、創業者・安田善次郎の
意向によるものらしい。
銀行王として有名な善次郎は、
商売人としては、非常に厳格な人
であったと言われますが、
とても慈悲深い人でもあったようです。
これらの地域は戊辰戦争で幕府側であったため
明治に入ってから社会インフラの整備が
遅れた地域でもありました。
安田銀行は、余剰資金の
豊富な地域から預金を吸収し、
資金不足の地域に資金を貸し出し、
後進地域の産業振興に
つなげようとしたのです。
愛知県・犬山市にあります
博物館『明治村』には、
安田銀行若松支店が保存されております。
明治23年という早い時期に若松支店は開店し
120年の長きに渡り、
地元の人間から愛されてきました。
今でも、戊辰戦争とのかかわりが、
町のあちこちに残っています。
それが歴史の町・会津なのです。