白い城壁に映える、淡い色合いのソメイヨシノ。
江戸時代には、東北屈指の威容を誇った鶴ヶ城。
戊辰戦争では、激しい戦いの舞台になり、
やがて、明治政府によって取り壊される。
現在の天守閣が復元されたのは、昭和40年。
かっての姿をそのままにとどめた石垣などに
歴史の深さが、漂っています。
戊辰戦争後の鶴ヶ城には、
一時的に陸軍省の錬兵場が置かれました。
現在の城内の桜の木は、
明治41年に歩兵65連隊が
設置されたのを記念にして植えられたものです。
城と言えば桜が植えられておりますが、
このように多くの城の桜は、
築城当時ではなく近代に入ってから
植樹されたものです。
明治新政府も桜の花が武士道に通じるものと
奨励していたようです。
約1000本のソメイヨシノが、城一帯に咲き誇ります。
お濠沿いの桜もこれまた、みごと。
4月19日(土)と4月20日(日)第24回鶴ヶ城さくら祭り。
鶴ヶ城公園の桜の開花にあわせ、
いなせな法被姿の担ぎ手衆が神輿を繰り出します。
祭男、女大集合!!
4月19日18:00~20:00、
4月20日10:30~15:00。