今月発売の日経トレンディ
「知られざるナゾの大繁盛店」で
白馬の
「ホテル五龍館」が大きく取り上げられております。
ホテル五龍館は白馬ジャンプ競技場を正面に望む観光ホテル。
絶好の立地ではあるが、施設自体には目新さはなく
一部には、古ささえ漂うホテルです。
しかし、自社で開発したユニークな宿泊プランのため、
全国から訪れる宿泊者はあとを絶たないと言います。
例えば夏休みのキャンプ・プラン。
五龍館ではテント設営や火おこし、
食事の準備やあとかたずけをスタッフが担当。
朝食もテントまで運んでくれます。
しかし、同業者が評価するのは、
このような表面的なサービスではありません。
このプランには繁忙期に効率的に稼ぐカラクリがあったのです。
キャンププランは1泊目は、村営のキャンプ場、
2泊目をホテルで過ごす。
つまりホテルの部屋は1泊しか使わないのに
2泊分の料金が販売が出来る。
1泊目に別のお客様に販売すれば
客室以上に宿泊料金が稼げる仕組みです。
この夏には、このキャンプ・プランだけで
3000万を販売したそうです。
もうひとつは「父と少年の夏休みプラン」
これにも裏がありました。
このプランの部屋は、大人2人が泊まるには
狭く、ほとんど使われていなかったそうです。
これを売るために大人一人、子供一人のプランを考え
カヌーでのホタル狩りや天体観測などのイベントを組み込んで
「父子2人の冒険」と言うストーリーを添えました。
コストを掛けず発想力と企画力で集客する成功例です。
頭は使うためにある。 がんばってみましょう!